古民家を再利用し、サービス付き高齢者向け住宅へリノベーションした物件です。
”高齢者が施設に来ている”ではなく”家に帰ってきた”と感じてもらえるようにデザインしました。
古民家の当時の細工が施された雨樋や欄間、外部では灯篭や手水鉢など解体前に一度施主様と現地調査を行い、良いものは綺麗にし少し改造を加え再利用し古民家改修だからできる事を提案しました。
まず外観は軒下の垂木表しであったのでそのまま利用し、壁をシンプルなモルタルで仕上げ、新旧のコントラストを付け屋根が浮き立つようにしデザインしました。
内観は木雰囲気を大事にし仕上げていきました。
また再利用の欄間は磨き一部再利用と壁掛の照明に利用しました。
古民家のメリット・デメリットをしっかりと理解し、活かせる部分は最大限に活かし、デメリットは無くすよ施主様と細やかな打合せで実現できた物件です。
(2022.3.10発売 日経ヘルスケアにも掲載されました。) |