男女別のトイレを一室として、車椅子でも利用しやすくすることに加え、高いデザイン性、メンテナンスのしやすさ、短工期での施工なども求められた。
床・壁をグレー系、天井・建具・カウンターをウォルナット系の色味で統一することでシンプルでまとまりのある空間とした。また、ライニング上部をすべて鏡とすることで、視覚的にも広さを感じさせる。
床はメンテナンス性を考慮して、フロアタイルを使用したが、壁は大判タイル、天井はウォルナット羽目板材、建具はウォルナット突板という本物の素材を使用することで、洗練された上質な空間を目指した。
既存設備位置からの移動をなるべく減らし、また、壁のタイルは3.5mm厚で接着工法が可能な大判タイルを使用することで、納期短縮に配慮した。 |