劇場型ハウス
敷地は緑豊かな丘陵の南側斜面の中腹に位置する。道路側から奥まった南側がこの敷地で日当たり、眺望ともに一番気持ちの良い場所である。まずそこにパティオを配置した。そしてそれを飲み込むかのような高さ2.5mの間口いっぱいの大きな開口部を設けたひとつづきのリビングダイニング。キッチンは中央に配置し両サイドには生活感が隠れるように納戸と家事室をコンパクトに収めた。建物の正面のファサードはあえて閉じた表情としたため訪れる人は正面の印象からは想像がつかいないような広がりと明るさに圧倒されるでしょう。週末ホームパーティーが好きな施主のために友人や知人を劇的に迎え入れることのできる住宅を目指した。
|