事務所と、そのスタッフ用の賃貸(共同住宅)の併用建物の依頼を頂きました。
地区計画の制限が厳しく、長屋は不可、1戸40㎡以上、事務所だけとしては用途不可との事で
1階をオーナー自宅兼事務所とし、2階に共同住宅を2戸設ける事で用途制限をクリアしました。
自宅兼事務所は、時に30人くらいを呼んでパーティーする事もあるとの事で
家具は固定せずにフリーアドレス制とし、大きなテーブルで立食パーティーのような使い方もできるように想定しました。
また当然事務所としての機能も求められますので、 休憩スペースを来客時の応接スペースと兼用して利用できるように
ゆるやかに仕事スペースと区画するため、天井を下げたり、ルーバーを設けたりしています。
共同住宅エリアは地区計画の40㎡以上という制約から若い2人暮らしを想定し1LDKとしました。
帰宅後、すぐに衣服を脱いで洗濯、着替え、時にはそのままベッドルームでも寝る事ができるよう
玄関からLDKへの動線と寝室への動線を設け、木毛セメント板の水回りを中心に回廊してつなげるプランとしました。
使い勝手のよい動線を確保すると同時に、若い世代が楽しんで暮らせるような間取りとしました。 |